「3歳になったのに、まだトイレでおしっこができない……」「周りの子はトイレトレーニングが終わっているのに、うちの子は遅いのかな?」と悩んでいませんか?
我が家でも子どもが3歳を過ぎてもトイレの訴えが聞かれず、「保育園のお友達はもうほとんどがトイトレを終了しているのに、うちの子だけまだスタートラインにすら立てていないなんて…」と焦りや悩みに苦しんできました。
しかし3歳児のトイレトレーニングは、子どもの発達や性格によって進み方に大きな違いがあります。発達がゆっくりの子でも、焦らずその子のペースに合わせて進めることが大切です。
この記事では、3歳児のトイレトレーニングで焦らないための5つのコツを紹介します。トイレに興味を持ってもらう方法や、失敗したときの対応、なかなか進まないときの考え方など、発達がゆっくりの子でも安心して取り組めるポイントを詳しく解説します。
3歳児のトイレトレーニングを始める前に知っておきたいこと
3歳になると、トイレトレーニングを始める家庭も増えてきます。しかし、「3歳だから、もうおむつを外さなければ」と焦る必要はありません。
トイレトレーニングを始める前に、子どもの発達には個人差があることを理解しておきましょう。
3歳児のトイレトレーニングはいつから始める?
トイレトレーニングを始める時期に、明確な決まりはありません。年齢だけで判断するのではなく、子どもの様子を見ながら始めることが大切です。
たとえば、排尿の間隔がある程度空いてきたり、おしっこやうんちが出たことを知らせたり、トイレに興味を示したりするようになったら、トイレトレーニングを始めるきっかけになります。
一方で、トイレに強い抵抗がある場合や、生活環境が大きく変化した時期は、無理に始めないほうがよいこともあります。
トイレトレーニングの進み方には個人差がある
トイレトレーニングは、短期間でおむつが外れる子もいれば、時間をかけて少しずつ進む子もいます。
「同じ年齢の子はできているのに」と周囲と比べてしまうこともありますが、トイレトレーニングの進み方だけで子どもの成長を判断する必要はありません。
排泄の感覚を理解すること、トイレまで我慢すること、衣服を脱ぐこと、便座に座ることなど、必要な力は一つではありません。
できることを一つずつ増やしていくことが、トイレトレーニングを進めるうえで大切です。
発達がゆっくりの子でも焦る必要はない
発達がゆっくりの子の場合、「このままおむつが外れなかったらどうしよう」と不安になることもあるでしょう。
しかし、周囲の子どもと同じペースで進める必要はありません。
まずはトイレに座る、トイレに行くことに慣れるなど、小さな目標から始めてみましょう。子どもができたことに目を向けながら進めることで、親子ともに負担を減らしやすくなります。
3歳児のトイレトレーニングで焦らない5つのコツ
3歳児のトイレトレーニングでは、できないことに注目するより、できたことを積み重ねることが大切です。
ここでは、発達がゆっくりの子でも取り組みやすい5つのコツを紹介します。
まずはトイレに慣れることから始める
最初から「トイレでおしっこをする」ことを目標にしなくても大丈夫です。
トイレという場所に慣れるために、一緒にトイレへ行ったり、便座に座ってみたりするところから始めてみましょう。
トイレに関する絵本を読んだり、家族がトイレを使う様子を見せたりするのも方法の一つです。
「トイレに行く=嫌なこと」というイメージを持たせないことを意識しましょう。
子どもの「できた」を褒める
トイレトレーニングでは、排泄に成功したときだけが「できた」ではありません。
自分からトイレに行けた、便座に座れた、ズボンを下ろせたなど、小さな行動も成長の一歩です。
「トイレに座れたね」「教えてくれてありがとう」など、具体的に褒めることで、子どもが自信を持ちやすくなります。
成功を急ぐのではなく、小さな「できた」を見つけてあげましょう。
失敗しても叱らず淡々と対応する
トイレトレーニング中のおもらしは、珍しいことではありません。
失敗したときに叱られると、子どもが排泄そのものを嫌がったり、「失敗してはいけない」とプレッシャーを感じたりする可能性があります。
「出ちゃったね。次はトイレでできるといいね」と落ち着いて対応しましょう。
掃除や着替えが増えると大変ですが、失敗もトイレトレーニングの過程の一つとして考えることが大切です。
無理にトイレへ誘わず子どものペースを尊重する
「トイレ行く?」と何度も誘っても、子どもが嫌がることがあります。
その場合は、無理に連れて行くのではなく、一度誘うのをやめて様子を見るのも一つの方法です。
子どもが遊びに夢中になっているときなどは、トイレに行くこと自体が負担になる場合もあります。
親が焦るほど、子どもにもその気持ちが伝わりやすくなります。できる範囲で子どものペースを尊重しましょう。
トイレに行きやすい環境を整える
子どもが安心してトイレに行ける環境を作ることも大切です。
便座が大きくて怖がる場合は、子ども用の補助便座を使うと安定しやすくなります。足が床につかない場合は、足台を用意するのもよいでしょう。
また、脱ぎ履きしやすい服を選ぶことで、「トイレに行きたい」と思ったときに行動しやすくなります。
子どもが自分で動きやすい環境を整えることは、トイレトレーニングの負担を減らすことにつながります。
3歳児のトイレトレーニングがうまく進まないときの対処法
コツを試しても、トイレトレーニングが思うように進まないことはあります。
そんなときは、「もっと頑張らせなければ」と考えるのではなく、今の方法が子どもに合っているかを見直してみましょう。
トイレを嫌がるときは一度お休みしてみる
トイレを見るだけで嫌がったり、便座に座ることを強く拒否したりする場合は、いったんトイレトレーニングを休む方法もあります。
無理に続けることで、トイレに対する苦手意識が強くなることもあります。
数日からしばらく期間を空けて、子どもの様子を見ながら再開してみましょう。
「休む=失敗」ではありません。親子の負担を減らすための大切な選択肢です。
おしっこやうんちを教えてくれないときの対応
「おしっこが出たら教えてね」と伝えても、なかなか知らせてくれないことがあります。
この場合も、すぐにできるようになるとは限りません。
まずは、おむつ交換のときに「おしっこ出たね」「うんち出たね」と声をかけ、排泄と感覚を結びつけていきましょう。
「出る前に教える」ことが難しくても、出た後に気づくことから少しずつ練習できます。
我が家の場合は子どもが「うんち出た」と教えてくれた際、「出る前に言ってくれよ…」と言いたい気持ちをグッとこらえ、「教えてくれてありがとう!!」「ちゃんと教えてくれて偉い!!」と満面の笑顔で拍手しながら大袈裟に褒めていました。
すると少しずつですが排便後は教えてくれることも増えてきたため、排泄に対する抵抗をなくす声かけとして一定の効果は得られたように思います。
おもらしが続くときに見直したいポイント
おもらしが続く場合は、トイレに行くタイミングや服装などを見直してみましょう。
遊びに集中しているとトイレを後回しにしてしまう子もいます。起床後や食事の前後、外出前など、生活の区切りにトイレへ誘う方法もあります。
ただし、毎回必ずトイレに連れて行く必要はありません。子どもの様子を見ながら、負担にならない範囲で取り入れましょう。
3歳児のトイレトレーニングでよくある疑問
ここでは、3歳児のトイレトレーニングについて、多くの保護者が気になりやすい疑問を解説します。
3歳でおむつが外れていなくても大丈夫?
3歳になった時点で、おむつが外れていなくても、それだけで問題があるとはいえません。
トイレトレーニングの開始時期や完了までの期間には個人差があります。
周囲の子どもと比べて焦るよりも、「トイレに座れるようになった」「排泄を知らせられるようになった」など、子どもの変化を見ることが大切です。
ただし、排尿や排便について気になる症状がある場合や、発達について心配なことがある場合は、自己判断せず小児科などの医療機関に相談しましょう。
トイレトレーニングはどのくらいの期間かかる?
トイレトレーニングにかかる期間には大きな個人差があります。
短期間で進む子もいれば、数か月以上かけて少しずつ進む子もいます。
「○歳までに終わらせる」と期限を決めるより、子どもの成長に合わせて進めることが大切です。
私は「小学生でおむつをしている子はほとんどいない」という言葉に救われました。周りよりゆっくりなペースでも、トイレトレーニングには必ずゴールがあります。
また、日中はトイレでできるようになっても、夜間はおむつが必要なことがあります。日本小児科学会の「5歳児健診マニュアル」では、小学1年生の約10%に夜尿があるとされています。昼と夜の排泄は分けて考えると、必要以上に焦らずに済むでしょう。
発達がゆっくりの場合は専門機関に相談したほうがいい?
発達がゆっくりだからといって、必ず専門機関へ相談しなければならないわけではありません。
一方で、トイレトレーニングだけでなく、言葉や運動、生活面などについても気になることがある場合は、自治体の相談窓口や小児科、発達相談などに相談してみるとよいでしょう。
相談することで、子どもの発達に合わせた関わり方についてアドバイスを受けられることがあります。
「こんなことで相談していいのかな」と迷う場合でも、心配なことを整理するために相談するのは決して悪いことではありません。
3歳児のトイレトレーニングは焦らず子どものペースで進めよう
3歳児のトイレトレーニングは、子どもによって進むスピードが異なります。
周囲の子どもがおむつを卒業していると、「うちの子も早くできるようにならなければ」と焦ってしまうかもしれません。
しかし、大切なのは周りと同じ時期に終わらせることではなく、子どもが安心してトイレに向き合えることです。
小さな「できた」を積み重ねることが成功への近道
トイレに座れた、トイレまで行けた、排泄を知らせられたなど、一見小さな変化も大切な成長です。
発達がゆっくりの子の場合も、焦らず一つずつできることを増やしていきましょう。
トイレトレーニングは、親子で頑張る長期戦になることもあります。うまくいかない日があっても、それまでの努力が無駄になるわけではありません。
子どもの「できた」に目を向けながら、その子のペースで少しずつ進めていきましょう。

コメント